こんにちは。
来てほしくないものが来てしまいました。
鳥インフルエンザ発生の報が!
いよいよ今冬も不安な日々の幕が開いてしまいました。この先、来年5月頃までは気が抜けない日々が続くことでありましょう。
今回は佐賀県鹿島市。やはり西から始まりました。例年ですと、この後段々と東に向かってくると思われます。
目に見えないウイルス対策というのは、極めて困難を極めます。出来る限りの対策を講じても感染してしまう場合もあります。
クスダマ農場では野鳥との直接の接触は無い!と言い切れる自信があります。平飼いで網に不備があるということは、野鳥以外の動物の侵入も許してしまうことになり、大きな被害につながってしまうからです。周囲には、たぬき、きつね、ハクビシン、テンなど脅威がすぐ目の前に迫っています。ゆえに、網の確認はしないわけにはいかないというのが現状なのです。
網が大丈夫だとすると、後は人・餌に問題があります。管理する人間が外部から鶏舎内に持ち込む可能性。もしくは、餌を通して持ち込まれてしまう可能性。人は、鶏舎専用の長靴、衣類を着る。餌も管理体制を徹底する。など、対策を講じる必要があります。
もっとも過去感染が発生してしまった農場も不備がありなるべくしてなった事例もありますが、十分な対策を講じていたにも関わらず発生させてしまった事例もあります。なので、もう疑心暗鬼というか、多分大丈夫だけども…と、言い知れぬ不安を背おいながら冬を越さざるを得ないのが現状です。
万が一感染して発生農場になってしまうと、全羽数殺処分となります。また近隣の農場の鶏の移動、卵の移動も制限されてしまいます。ですので、自分だけでなく周囲に対しても多大な被害をもたらしてしまうという点を忘れてはなりません。
たまにですが、鶏舎を見学させてほしいとの申し出を頂くことがあります。しかしながら、防疫面を考慮しますと、特に冬季の見学はお断りをさせていただかざるを得ない状況です。この点は上記の点もふまえどうかご理解を頂きたいところです。
クスダマ農場では、10月初旬に家畜衛生保健所の立ち入り検査ならびにモニタリング検査に協力をさせていただきました。鶏10羽から血液、気管の粘液をサンプルとして検査していただき、鳥インフルエンザ陰性のお墨付きを頂いております。しかしながら、今は大丈夫だからと胡坐をかかずに、刻一刻と変化し続ける状況に対応すべく引き続き防疫体制の強化を行ってまいります。
まあ大事なく暖かい季節を迎えられれば何よりと思いますが、結末やいかに。
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