さてさて、黒パイが揃いましたので、実際に引き廻していきます。巻いた状態の黒パイをえっちらおっちら担いで、まずは取水口付近まで運びます。ここにタンクを設置することを想定して引いていきます。
そのまえに、畑のキワを黒パイが通るのですが、ここは凍結防止の為に溝を掘ります。深さは20~30cm。はじめ鍬で表面の草を削りつつ大まかなルートを決めていきます。そしてルートが決まったらツルハシのバチのほうでひたすら掘っていきます。あったらいいな~ってツールは金テコがオススメです。実際竹の根なんかと遭遇した際これがあって本当に良かった!と心から思えました。加えて竹の根を除去する為にはノコギリが必要ですね。
引き廻す際、黒パイはタンクから家の方に向って下がっていることが肝要です。かつ、滑落したりしないように樹木の上側を通ることが望ましいです。もしかしたら上がってるぅ?って時は、水平器をあてて高さをチェックしてみると良いです。ちなみに少しくらい上がっていても水はくることは来ますが、黒パイの中に水が残ってしまう為、厳冬期に万一水が止まった際に残り水が凍結し、水が来な~い!!!なんてことになってしまうのを防ぐ為でございます。
そんなこんなで挽き廻して、なんとか家までホースがやってきました。今回は30mくらいのホースを4本繋いだら家まで到達。ホースとホースを繋ぐ為に金属製の継手を地元の金物店で購入しました。沢水ビギナーなので、勉強の意味も込めてノウハウのあるお店でいろいろ質問しながら部材を揃えようと思いまして。でも、やっぱりちょっと高いので最低限抑えなくてはならない部材だけ買いました。他はホームセンターで購入。
金属製の継手は、接続する際、黒パイの先っちょをバーナーで軽くあぶってくにゃらせる必要があります。これは、地元の達人に実際にご指南いただきました(もっとも既に数多のアドバイス、ご助力をいただいております!)。くにゃらせて、金属部品!?をねじ込んで。もう一方の黒パイもくにゃらせてねじ込んで・・・そしてナットで固定していきます。
継手はこれも色々ありますが、金属製のモノは樹脂製の継手よりも断然ガッチリ固定できて安心感が違います。特に、本管同士の接続などは金属製を選んだほうがいいように思えます。
次回は、タンクを設置してまいります。
続く
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